
☆しあわせセラピー☆
何もかも完璧な人って、意外とつまんないよ。
きっちりしすぎてる人って、親近感がわきにくくて、近寄りがたいだろ?
人間、欠点や足りないところは、むしろあっていいの。
そのほうが、側にいて安心するし、好かれるものなんです。
完璧な人間になろうとしなくていいんだよ。
それに、欠点は、長所の裏返しなんです。
たとえば、仕事が遅い人は、ひとつひとつの仕事に慎重な人ともいえる。
文句を言う人は、いろんな角度で物事を考えることができる人だよね。
細かいことを気にする人は、緻密なことに長けているし、 調子がいい人は、どんな人とでもバランスよく付き合える人だよね。
つまり、自分が「欠点」だと思う部分って、人から見ればそのままそれが「魅力」だったりするんだよ。
そう考えると、人間、欠点なんてないんだよ。
だから、自分を卑下する必要はないの。
欠点も可愛く見えてくるものです。
ひとりさんも、女性が大好きで、いつも素敵な女性に囲まれていたいと考えているの(笑)
それも悪いことではないだろ?
いろんな人間がいて当たり前。
欠点をうまく「強み」に変えちゃえばいいだけなんだよね。
たとえば、小さい頃「お前は遊びすぎだ」と、大人から怒られてばかりいた人は、 遊びを考える才能があるということだよね。
これを利点に変えて、新しい企画を考える仕事をしたりすれば、「欠点」と思っていた部分を「強み」に変換することができます。
それに、自分の欠点を補うために、ほかの人がいると思えばいいんだよ。
苦手なことは、やらないでいい。
得意な人が代わりにやってくれるからね。
ひとりさんは英語ができないの。
でも、やってる時間がもったいないから、勉強はしなかった。
学校の先生は「斎藤君は英語ができない」と思っただろうけど、ひとりさんは「自分には、英語はいらないんだ」って思ってたんだよね(笑)
英語が必要なときや外国に行くときは、英語ができる人を連れていくか、通訳がいればいい。
それで何の問題もないんだよね。
字が下手な人は、上手な人に書いてもらえばいいし、パソコンができなければ、できる人を雇えばいい。
そう思うと、ラクになれるだろ?
今やっている仕事だって、自分に向いていないと思ったら、誰かにお願いすればいいんだよ。
得意な人に任せたほうが早いし、自分でやるよりも正確にできるから。
その分、あなたが得意なことをやってあげればいいの。
得意なことをやったほうがうまくいくからね。
ひとりで完璧を目指すから、辛くなる。
みんなで、助け合えばいいんです。
世の中って、ひとりひとりがパズルのピースみたいなもの。
できることをひとりひとりがパズルのようにピースを置いていって、ひとつのものができあがる。
それでいいの。それが楽しいの。
たったひとつのピースでパズルを完成しようなんて、無理があるんです。
ひとりで完璧を求める必要はないの。
できないことは無理にやらなくていい。
やってくれる人が必ずいるからね。
それより今、自分が何を好きで、何なら楽しめるかを考えてみること。
「豊かな心」でいることが大事だよ。
「できないことをやるよりは、できることに全力投球する」って考えれば、そういう仕事が必ずやってきます。
考え方ひとつで、人生は変わるんです。
斎藤一人 著
『仕事と人生』より
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