☆しあわせセラピー☆
自然界では常に古きものが滅び、新しきものが生まれています。
新しい命が生まれ、死んでいくのも生成発展の一つの姿です。
私たち人間も、自然界の一部です。
この命も人生も生成発展して、すべて、よくなるほうへ向かっています。
それぞれ進み方に微差があり、違っても、全員向かう方向は同じ。
「よい」方向に向かっています。
この世の中も、個人も、必ずよくなります。
でも、地震もあるし、嵐もあるし、戦争をしている国もありますよねって、おびえている人は知らないだけなんです。
そういう困難を乗り越えながら、世の中も個人もよくなっていく、ということを知らないのです。
しかたがありません、学校じゃ教えてくれないのだから。
たとえば、「第二次世界大戦で日本は焼け野原になった」とか教科書に書いてあるんだけど、今、日本は見違えるぐらいよくなっています。
遠い昔にさかのぼって、マンモスを追っかけていた頃はね、二十代とか、三十代で亡くなる人が大半でした。
その頃と比べたら現代人は長生きできています。
有史以来、人類は営々と進化をとげてきているのです。
もちろん途中、いろんなことがあったけど、人類はさまざまな困難を乗り越えてきました。
これからも、それは変わらない。
いかなる困難があろうとも、人類はまた絶対に乗り越えるんです。
ひとりさん、よくも、そんな自信満々に言えますねって思う人もいるでしょうが、人類はそのように創られているからそうなんですよ。
生成発展するようにできているのです。
それをいいことがあれば喜び、よくないことが起きたら悲しんで一喜一憂しているのであれば、もう一度、歴史を見直してみることをご提案します。
車も、一時は排気ガスで大気を汚したりとかあったけれど、改良に改良が加えられて、どんどんよくなっています。
高速道路もよくなっていますよね。
地震がある、津波もある、って心配して、そう言うけれど、過去に起きた大震災を教訓に、地震や火災に強い建物を建てたり、震災発生直後から仮設住宅を建てたり、被災者を支援する仕組みも前と比べて素晴らしくよくなっています。
個人レベルでは、職場で上司や先輩なんかにイヤミを言われることもある。
家に帰れば奥さんにグチられ、年頃の子どもたちに煙たがられ、いろいろあります。
道を歩いていたら転ぶこともある。
事故に遭うこともあるかもしれません。
病気をすることもあるでしょう。
そんな、個人的なアクシデントに見舞われながらも人は、その経験からよりよく生きるための知恵を得て、少しずつよくなっていくようになっているのです。
この事実を事実として受け入れることができるかどうか。
受け入れられる人は、この先、いろんなことが起きたとしても希望の光を失うことがありません。
どんなことがあっても、自分が今いる場所で光を見ることができます。
そうやって今世、この地球にいるときに幸せに生きた人が天国へ行ける。
私はそう信じている人間です。
斎藤一人 舛岡はなゑ 著
『悩みはなくせる』より
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