☆しあわせセラピー☆
最近は、自分に自信がない人が多いよね。
自信がないまま大人になり、自信がないまま仕事をしてる。
自信がない人って「自分が嫌い」って言うんだよね。
自分が嫌いって、すごく悲しいことです。自分を嫌うということは、無意識のうちに、自分をいじめているのと同じだからね。
「目標の売り上げの半分しか達成できない自分は情けない」とか、
「納期に間に合わない私はなんて、のろまなんだろう」とか、ね。
仕事をしていてうまくいかないと、こうやって自分をおとしめてしまう。
でももしそれが、あなたの大切な人だったら、あなたはどう思うだろうか?
「目標には届かなくても半分は売っているんだろ?それだけで、立派だよ」
「納期におさめるために、がんばったよね」
こんなふうにほめてあげたくなるんじゃないかな。
「自分」を「自分にとって大切な人」だと思って扱うことだよ。
誰からもほめてもらえなくても、いいの。
自分で自分をほめてあげるんだよ。
「自分なりに努力してるな」
「毎日よくやってるな」って。
あなたは、今のままの自分で十分なんです。
ただ、意固地に「自分をゆるせない」と言う人もいるんだよね。また、上司がゆるせない、親がゆるせないって言う人もいる。
ゆるせない気持ちを解消するためには、どうすればいいのか教えてあげよう。
まずは、「自分をゆるします」 って、言葉にしてごらん。
ダメな自分、どうしようもない自分を認めて、ゆるしてあげるの。言葉に出して 10回でも100回でも言ってみる。
「ゆるむ」の語源は「ゆるます」という意味なんです。
固くなった心を優しくゆるましてあげるんだよ。するとね、本来の自分を取り戻していくから。
どんなに失敗してもいいの。
まずは、失敗した自分をゆるし、未熟な自分を認めてあげる。
「仕方なかったね」と、甘やかしてあげるんです。
そして、 次からは、 しないように心がければいいだけ。
人生は修行だからね。
間違いや失敗は、必ずあります。それに気づいて、少しずつ改良していけばいいだけなんです。
何かに挑戦したのなら、失敗じゃないよ。
失敗っていうのは、何も行動しないことを言うんです。
自分をゆるし、大切にすることができるようになるとさ、ほかの人にも優しくすることができるようになるんだよ。
自分が幸せな気分になったことがあれば、ほかの人にも幸せな気分にさせてあげることができるんです。
今ある自分を認めることで、自信を取り戻すことができるからね。
斎藤一人 著
『仕事と人生』より
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