☆しあわせセラピー☆
何か問題が起きて困ったときは、
「遠くを見るといいですよ」ということを言うんです。
それは、「あの人がこうしてくれない」とか、「あの人はいつも、どうでこうで」とか、自分が困っていることにとらわれていると、視野が狭くなって、解決できる問題も解決できなくなっちゃう。
だから、「遠くを見る」のです。
とらわれた心をふわぁっと開いて視野を広げるために。
私も、困っている人に「遠くを見るといいですよ」と言うことがあるんです。
ただし、ひとりさんの「遠くを見る」は、心の世界のいちばん遠くなんです。
つまり、自分が亡くなり、光の国で生まれて、神さまに会うときをイメージするのです。
人は生まれてくる前に、神さまと二つの約束をしてきます。
一つは、この人生を楽しんできます。
もう一つは、人に親切にしてきます。
そして、死んで、再び光の国に戻ってきたときに、神さまに聞かれるんです。
「楽しんできましたか?人に親切にしてきましたか?」 そのとき、自分はどういう人生を神さまに報告したいのか。
神さまに「成長して帰ってきたね」とほめてもらいたいのか、どうか。
そういうことを考えるのです。
現実の世界で自分が今、直面している問題は一旦、横に置いて、光の国で神さまと再会したときのことを考えるのです。
すると、それまで見えていなかった問題の本質が見え、問題解決に向けて自分がやるべきことが見えてきます。
たとえ、それらが見えてこなくても、大丈夫。
なぜなら、神さまとの約束を思い出せば、展開が変わり、現実が変わっていくからです。
これを「見えている世界は、見えていない世界と連動する」と言います。
斎藤一人 柴村恵美子 著
『人は死んでも生き続ける』より
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