
☆しあわせセラピー☆
さっきの人間好きにも通じる話だけど、私は好奇心旺盛で、自分の知らないことはなんでも見聞きしたいタイプ。
だから本や映画も大好きで、それこそ子どもの頃から本の虫だった。
映画も、多いときは日に3〜4本も観ていたんです。
本や映画のなかには、自分の人生だけではとうてい体験できないことが、いっぱい詰まっています。
わずかな時間で、何百、何千通りもの人生を疑似体験できる。
こんなに面白いものはありません。
それでひとりさんは、勉強もしないで読書をしたり、映画館に通いつめたりしていたわけだけど(笑)
いまだにその熱は冷めないどころか、大人になってなお、好奇心は膨らみ続けているんです。
ひとりさんにとって、人の話を見たり聞いたりすることは、これ以上ない最高のレジャーなの。
好奇心は、自然発生的なイメージがあるというか、生まれ持った気質だから、自分で育てられるものではないと思われるかもしれません。
でもね、その気になれば、好奇心なんていくらでも持てます。しかも、誰でも簡単にできる方法がある。
それはなにかと言うと、自分が楽しむことだよ。
私から見ると、みんな我慢しすぎなんです。
家でも会社でも、なぜそんなに自分に 我慢を強いるんだろうって。
その我慢が、あなたの好奇心を奪っているんだよ。
好奇心は、楽しいことを1個でもすれば勝手に出てきます。
その理由はね、私たちがこの地球に生まれてきたのは、楽しむことを通じて魂を磨き上げるためだからです。
父であり、母である神様に少しでも近づくために、魂を成長させたいんだよ。
よく、「親父を超えるぞ」とかって言うじゃない。
あれは、人間界では父親のことを指して言うけれど、魂的には、そのずっと先にいる神様を見ている。
神様に近づきたい、もっと愛を大きくしたい。
そのために、この世界での体験をぜんぶ楽しむぞ。
そんな願いが私たちの魂に刻み込まれているから、みんな楽しむことが好きなんです。
楽しむって、人間の本能なんだよな。
楽しいことをすると、まず自分の魂が喜びます。
それは魂のレベルアップを意味するから、もっと楽しみたい、次はどんな楽しいことをしようかって、どんどん興味が広がっていく。
勝手に好奇心が大きくなる。
だから、「知らない世界をちょっとのぞいてみようかな」「人に好きなことを聞いて、面白そうなものがあれば自分も挑戦したい」とかって、人の話を聞くこともどんどん楽しくなります。
楽しめば好奇心が育つのはもちろん、愛も深まるし、魅力もついてくる。
当然、聞く力だって磨かれるよ。
斎藤一人 著
『斎藤一人 聞く力、話す力』より
https://a.r10.to/hU4TLA
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