☆しあわせセラピー☆
ひとりさんはね、子どもの頃から病気ばかりしていたんだよ。
身体の具合が良かったことなどないくらいにね(笑)
生死にかかわるような大病を何回もしていて、医者には「お宅の息子さんはもう長くはないでしょう」と余命宣告をされたこともあるんだ。
親は、周りの人に「お宅の息子さん、二十歳までは生きられないね」と言われたそうだよ。
ただ、ひとりさんは病気を苦だとは思っていなかったんだ。
どんなに身体は苦しくても、気持ちは自由だって知っていたからね。
どんなに具合が悪くたって、明るくって楽しいことを考えていたの。
「元気になったら、何して遊ぼうか」とか「仲間と一 緒に、いろんなところに行きたい」とか、布団の中で明るい妄想をしていたんだよね。
いいかい、楽しいことを考えていると、魂って磨かれるんだよ。
「病気」っていう言葉をよく見てごらん。
「病」と「気」からできているよね。
病気になると、悪くなっているのは「病」なのに、それによって「気」まで悪くなっちゃうんだ。
要は「病」だけを治せばいいの。
苦しいのは身体であって、心までつらくなることはないんだ。
気持ちまで落ち込んでしまっては、良くなるはずの病も治らなくなるよ。
神様って、病気のようなつらい状況のとき、明るくしている人を見ると、すごく喜ぶんだ。
そういう人に、素敵なプレゼントをくれるの。
ひとりさんもその一人だと思うよ。
ひとりさんは幼少期の病気のおかげで、健康に興味をもつことができたんだ。
大人になって健康維持のために、自分で青汁を作って飲むようになった。
自分のために作った青汁だけど、ひとりさんの作った青汁を「飲んでみたい」という人が集まってきたんだよね。
やがてその数が増えていって、商売につながったんだ。
こうして、健康食品で成功したのも、自分が病気がちだったから。
そう考えると、病気に感謝しかないよね。
誰もが多少なりとも病気になると思うけど、病気になるって 「健康に感謝しなさい」という神様からのメッセージなんだと思うよ。
肺病になったら「タバコは控えなさい」というお知らせかもしれないし、
肝臓病になったら「お酒を飲み過ぎないように」 というサインだったりするんだよ。
健康でないと好きなことを思いっきりできない。やりたいこともすぐに行動に移せないよね。
命を輝かせたいなら、このメッセージに気づいて、自分を大切にすることだね。
病が教えてくれることはたくさんあるんだよ。
斎藤一人 著
『この世が最高に楽しくなるあの世のレッスン』より
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