☆しあわせセラピー☆
誰かを慰めたくて「大丈夫だよ」と言えば、相手には「大丈夫の波動」が伝わり、安心感を生みます。
でも、それ以上に安心の波動に包まれるのは、実は自分です。
なぜかと言うと、自分の声をいちばん聞いているのは自分だから。
しかも、ただ声を聞くだけでなく、言葉を発するときの声帯のバイブレーションなんかも感じるでしょ?
人に贈ったつもりの言葉でも、その言霊を誰よりも浴びるのは自分であり、自分がいちばん恩恵を受けるの。
人を励ましたつもりが、どういうわけか、自分の方が元気になっちゃった。みたいな経験をしたことがある人もいると思うけど、それって当たり前の話なんだよ。
また、波動には「共鳴し合う」性質もあるので、自分が安心すると、その波動は周りにも伝播します。
だから、あなたの周りにいる人も安心するし、それがまた自分に返ってくれば、あなたの安心波動も増幅する。
さらに、あなたから明るい波動を受け取った人が家に帰れば、今度は、その家の人たちがみんないい波動になります。
そうやっていい波動が波紋のように広がれば、地球上に幸せな人が増える。
これを、ひとりさんはずっと推し進めているんだ。
波動の力があれば、傷つけ合うことのない、誰もが幸せで平和な世界になる。
真の理想郷をつくることができると、私は信じています。
自分がどんな波動をまとうかは、自分の「思い」で、いかようにも変えられます。
それこそ、本来は「今日はどんな服を着る?」と同じぐらいの感覚で、自分の波動は決められるんだよね。
ただ、長らく自分は不幸だと思い込んできた人に、いくら「幸せだと思いな」「安心しな」と言っても、それは簡単じゃない。
長年積み上げられてきた「思いグセ」はなかなかにガンコで、無理に思いを変えようとすると心が反発しちゃうの。
じゃあどうするかって言うと、ここで言葉の出番です。
本音はどうあれ、淡々と明るい言葉を唱える。
いい言葉を唱え続けると、その言霊に影響を受け、自然に心が軽くなってくる。
「私って、実は幸せかも」なんて思えるようになるんだよ。
自分にダメ出しばかりしてきた人でも、「大丈夫、大丈夫」って自分に声をかけ続けると、本当に大丈夫だと思えるようになるし、自分否定をしなくなります。
言霊って、ある意味、火種とか燃料みたいなものかもしれないね。
たった1つの言葉をきっかけに、心に明るい灯がともる。
いまにも消えそうな炎が、言霊という名の燃料が注がれるだけで、いっきに燃え盛り明るく照らされる。
ひとりさんは、そんなふうに思っています。
斎藤一人 著
『斎藤一人 だんだんよくなる未来は明るい』より
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