☆しあわせセラピー☆
多くの人が求めているもので、あなたにも必ず、誰にでもしてあげられることがあります。
それは「相手の“自己重要感”を高めてあげる」ことです。
自己重要感とは、自尊感情とか自尊心ともいって、要は「自分は尊い、大切な存在なんだ」と思う心であり、そう思える気持ちのことです。
これはハッキリ言って、この世で人間が一番求めているものなんだよね。
それなのに多くの人は、どうしてだか知らないけど、他人の欠点ばかりを見てしまう。
他人の自己重要感を満たそうとはしないで、奪うことばかりやってしまうんです。
そんなことにエネルギーを使うのはムダです。
他人の自己重要感を奪って、自分の自己重要感を満たそうとしているのかもしれないけど、そんなことでは自分の自己重要感を本当の意味で満たすことはできないんだよ。
人の欠点を100個見つけたところで、あなたの生活がよくなることはありません。
そんなことにエネルギーを使うのなら、もっと他にたくさん、あなたのためになって、相手のためにもなって、そして世間のためにもなることがあるはずです。
他人に自己重要感を与えることができないのは、自分に自己重要感がないからなんだけど、だからといって、相手のものを奪うことはできないんだよ。
自分に自己重要感を与えてほしかったら、まずは相手に自己重要感を与えればいいの。
これって、”戦“みたいなものなんです。
戦をするとき、相手は鉄砲を持っているのに対して、あなたは何一つ武器を持っていないとします。
そんなとき、あなたはどうしますか?
きっと、相手の鉄砲を取ろうとするでしょう。
ここでいう、相手の武器を取ること。
それは相手が持っている「よいもの」を見つけて褒めるということです。
たとえば、相手の髪の毛を見て、それがキレイだったら、相手に言うのです。
「あなたの髪はキレイですね」
そう言われると、相手は喜びます。
これは相手の長所を、あなたは利用したことになるんです。
とはいっても、これがなかなか難しい。
人のよいところを見つけることは簡単そうで、とても大変なことです。
1日に5人しか褒められないときもあるし、1週間でた った1人しか褒められないときだってあるかもしれません。
でも神様は、そのことをやり続けているあなたのことを見ています。
すると神様があなたを豊かにし、ベンツにでも乗れるようにしてくれて、運転手もつけてくれるんです。
そうなった頃には、その運転手さんにたった一言、「おまえさんはなかなか見所があるねぇ」と言っただけで、喜ばれるようになるんです。
つまり、人のよいところなんていうのは探すまでもなく、あなたが一言声をかけただけで、人に喜ばれるようになるの。
神様はこのことを見越して、あなたに「人を褒める、自己重要感を与える武器」として、ベンツに乗れるようにしてくれたんだよ。
それを「俺はベンツに乗ってるから偉いんだ」とかって言ってると、心が貧しくなって、そのうちベンツに乗れなくなるんです。
この世はとにかく“道理”で動いています。
その道理の中に「与えたものが返ってくる」というのがあります。
だから、もしあなたが自分の自己重要感を上げたいのなら、まずは相手の自己重要感を上げること。
そうすれば必ず、あなたの自己重要感が上がることが起こるんです。
神様が人を出世させるのは威張らせるためではなく、人を見下させるためでもないの。
他人を褒めるためなんだよ。
さらに言えば、人はみんな重要。
でそれぞれに価値ある存在。なんだよね。
でも そのことを忘れたり、見失ってる人がいるの。
神様はそのことに気づいてほしいんだよ。
だから、「他人を褒める」ということは、神様のお手伝いをしてるのと同じなの。
そんな人を神様が助けないわけがないよね。
尾形幸弘 著
『斎藤一人 大商人の教え』より
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