しあわせセラピー

しあわせセラピー

☆しあわせセラピー☆

〔ひとりさん〕
繰り返し、積み重ねることで場慣れする。習慣にする。

それを「場数を踏む」というわけだけど。大概のことって、慣れなんだよね。

1回やってダメだったとしても、2回目、3回目と回数を重ねるごとに、「最初に比べたらよくなった」と思えるぐらいは成長するものだし、100回もやれば、それこそ別人級に上達する。

よっぽど自分に向いてないとか、嫌いなことじゃなきゃ、100回やったのに少しもうまくならないって人はいないと思います。

もちろん、やりたくもないことは、がんばらなくていいよ。

だけど、自分が「もうちょっとうまくなりたい」「なんとかならないかな」と思うんだったら、場数を踏めばいい。やればやるほど、成長するから。

〔みっちゃん先生〕
私自身、いろんな場数を踏んできて思うのは、「悩む時間があるなら、場数を踏んだほうがよっぽど早い」ということです。

悩んでいるだけでは何も解決しないけど、勇気を出して場数を踏めば、いつの間にか問題は解決していることが多いのよね。人生だって、びっくりするぐらい変わっちゃいます。

どうやって人生を切り拓くか思い悩むより、場数を踏むことだけを考えたほうが、はるかに効率がいいですね。結果も出ます。

〔ひとりさん〕
何事も場数。それを覚えておくだけでも、人生はずいぶん楽になるよな。

〔みっちゃん先生〕
本当にそう思います。私はかつて、つらいことがいっぱいあって、ノイローゼになっちゃったの。

家から一歩も出られない状態が、2年ほど続きました。

そんな暗黒時代に終止符が打たれたのも、 場数を意識したことがきっかけでした。

なんでもそうですが、一回では、思うような結果が出ないのは当たり前。大事なのは、そこであきらめてしまわないで、繰り返し挑戦することです。

そうすれば光が差し、心に灯がともって、明るい世界が広がってきます。

〔ひとりさん〕
場数っていうと、「わかっちゃいるけど、度胸がなくてそれができなくて困ってる」という人もいるだろう。

でも、決して難しいことじゃないんだよね。

行動できない最大の原因は、最初のハードルが高すぎるせいなんだけど、自分がラクに飛び越えられることから始めたら、この問題はすぐに解決します。

いきなり高い目標を設定するのではなく、小さなことを、少しずつ積み重ねる。これが、場数の鉄則なんだ。

〔みっちゃん先生〕
ハードルは低く。これは場数を踏む際の重要なポイントだと、私は自分の経験から痛感しています。

例えば、私のように長らく引きこもりだった人が、いくら外の世界に出たいからって、いきなり旅行に出かけるのはあまりにも無謀でしょう?

奇跡的に出かけら れたとしても、疲れ果ててトラウマになり、多分、2回目はないと思います。

繰り返しができない人の多くは、これと同じようなことをしちゃってるんでしょうね。めちゃくちゃ高いハードルを越えようとしている。

〔ひとりさん〕
引きこもりの人が外へ出たいんだったら、まずはカーテンを開けて窓から外を眺めるとか、部屋から片足だけ出すとか。

それすら難しい人は、インターネットをのぞいて気持ちだけ外の世界に出てみたり。

そんな小さなことじゃ、いつ外に出られるかわからない。どうしようもないって思うかもしれないけど、今まではそれもできなかったわけでしょ?

だとしたら、スゴい前進だよな。俺なら大拍手を送るね。

〔みっちゃん先生〕
最初は、ささやかな前進で充分です。1ミリの進歩だったのが、それを繰り返すうちに1センチが越えられるようになり、やがて10センチ、50センチ、 1メートルと、どんどん大きなステップが踏めるようになるから。

〔ひとりさん〕
簡単なことでも、やってるうちに勢いがついてくるんです。だんだんエンジンがかかってきて、やる気も出てくるの。

山だって、いきなり高いところから登ることはできません。空を飛べるわけじゃないんだから(笑)、麓でじっと考えてたってしょうがない。

まずは、目の前のなだらかな坂道を上がるしかないんです。

だけど、ゆっくりでも坂を上がっていけば、いつかはてっぺんが見えてきます。

〔みっちゃん先生〕
パニック障害などで電車に乗るのが怖い人は、少し離れた場所から駅を眺めるぐらいでも大成功。大変な勇気ですよ。そのうちに緊張が和らいできたら、だんだん駅に近づいて、ホームまで行ってみるとか。

いきなり電車に乗ろうとするから苦しいのであって、しっかり地固めしたうえで、ゆっくり自分のペースで慣れたらいいですね。

だけど、本当に電車が嫌でたまらないとか、乗る必要がないとかなら、がんばる必要はありません。

自転車や車といった選択肢もありますし。

〔ひとりさん〕
電車に乗れないのがダメなわけじゃない。

電車にも乗れない自分が恥ずかしい、みんなに迷惑をかけている、社会で生きていけない、みたいに思うのがいけないの。

そのいじけた波動、苦しい波動が、ますますつらい現実を運んでくるんです。

「波動の法則」って本当にあるから。

誰だって、できないことはあって当たり前。

それは単なる個性だし、個性を活かした生き方をすればいいんです。考えるべきはそこだよ。

仕事だって、徒歩や自転車で行けるところを見つけたらいいし、今はインターネ ットを使ってできる職業もあるよな。

個性を活かして自分らしい生き方ができれば、引きこもっていても、電車に乗れなくても、いくらでも幸せになれるよ。

斎藤一人 みっちゃん先生 著
『この世を天国に変えるコツ 人生は場数だよ』より
https://a.r10.to/hNl8De

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