
☆しあわせセラピー☆
嫌なことをすぐやめてしまうと、忍耐力が養われないのではと心配されるかたもいらっしゃると思います。
特に子どもを持つ親御さんとしては、子どもに忍耐力を身につけさせることも、親の務めだと考えるのが一般的ではないでしょうか。
でも、ひとりさんは
「そういう常識って、本当に必要かい?」って言うんですね。
〔ひとりさん〕
親は、子どもが飽きっぽいのを悪いことのように言うんだよね。
忍耐力がないからダメだって決めつける。
だけど俺なんて、たぶん日本でいちばん飽きっぽいだろうね(笑)
日本でいちばん、忍耐力がない(笑)
で、そんな自分を最高にいいね!と思っているのがひとりさんなんです。
だって飽きっぽいのは、裏を返せば“行動が早い”ってことだから。
飽きっぽい人は、ちょっと“これは違うな”と思ったら、すぐ次のことに興味が移るでしょ?
そうやって“次、はい次・・・・”と行動していると、自分に向いてることも見つかりやすいんだよ。
飽きっぽい人のほうが、夢や目標って見つけやすいの。
なんでもじっくり取り組むタイプ、といえば聞こえはいい。
でもね、じっくり取り組むのは、好きなことだけでいいんだよ。
好きなことこそ、じっくり取り組んだときに伸びるし、人よりうまくできるようになるの。
自分に合わないことを、“粘り強さが大事だ”とかって我慢して続けても、嫌なものは嫌なままだと思いますよ(笑)
好きでもないことに努力したって、せいぜい人並みになる程度で終わりだろうね。
図抜けてうまくなることはない。
それで何年もして、いよいよ”あぁ、これは自分には向いてなかった”とやめて、 また次のことも、自分に合わないと感じながら何年も辛抱し続ける(笑)
あのね、飽きっぽい人はその間にどんどんいろんなことにチャレンジして、さっさと成功しちゃってるよ(笑)
そういう意味で、ひとりさんは日本でいちばん飽きっぽいからこそ、納税日本一にもなれたんだと思っています。
飽きっぽさって、実は成功の種でもあるんだ。
人は逃げ道を奪われると挑戦しなくなるし、心が壊れるようになっているの。
だから習い事でもなんでも、嫌がる子どもに、
“今やめたら、なんのために習わせたのかわからない”
“そんなに飽きっぽいんじゃ、なにをしてもダメに決まってる” なんて絞めつけちゃっていると、間違いなくその子はやる気を失うし、それでもやめさせないでいると心が壊れちゃうだろうね。
子どもがやりたがるんだったら、習い事をさせてあげてもいい。
そのときは、“嫌になったらいつでもやめていいからね”ってあらかじめ声をかけておくの。
で、いざ子どもがやめたがったときは、怒ったり問い詰めたりしないですぐやめさせてあげるんだよ
斎藤一人 鈴木達矢 著
『龍の背に乗る生き方』より
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