
☆しあわせセラピー☆
失敗するのをこわがっていないで、まずはやりたいことをやってみる。
逆説的になりますが、それが失敗しない人生なんです。
ありがたいことに、今は個人がやりたいことをやっていい時代になりました。
あなたはいい時代に生まれてきたんです。感謝しましょう。
これが少し前だと事情が違っていました。
昔は集団でやらないといけない時代だった。
田植えも集団、戦争も集団。
みんないっせいにやらないと、世の中が成り立たなかったんです。
「おーい、今日は田植えだぞ」
という日に、
「オラは田植えなんかしたくないよ。釣りがしたいんだ」
なんて言ったら、みんなから袋だたきにあうだけです。
昔はみんなで一緒にやる ことが正しかった。
でも今は「個の時代」になりました。
私がやりたいことと、あなたがやりたいことが違っても かまわない。
それをやるかやらないかは個人にまかされています。
樋口一葉という人が書いた『たけくらべ』という小説があります。
主人公のおいらん見習いの女の子と寺で修行中の男の子はひそかに思い合っている。
でも、それぞれの思いを伝え合うこともなく、別々の道を進むという物語です。
私はそれを読んで、
「なんで2人は駆け落ちしなかったんだろう。2人とも好き合っているんだから、一緒になって子どもでもつくっちゃえば、周りも許してくれたんじゃないの」
と思ってしまいました。たしかに樋口一葉が生きていたころは、どうしようもできない時代だったのかもしれない。
でも今なら何でもできます。
何度も言っているように、「失敗」なんてないんだから、やりたいことをやればいい。
やらないことが失敗なんです。
大切なのは人生の舵を自分で握ること。
やりたいことをやる。
行きたいところに行く。
行き先を間違えたら、自分で舵を切って直す。
「自分が舵を握っているんだ」という人生が一番幸せに、失敗せずに生きられます。
そのためには、「しかたなくやっている」ことも
「やりたいからやっている」に 変えてみることです。
たとえば満員電車にゆられているときも、
「休むとクビになるから、しかたなく満員電車に乗っている」ではなくて、
「会社を休むこともできるのに、休まないで満員電車に乗っている自分は偉いんだ」と思ってみる。
部長に怒られたときも、
「 この仕事しかないから、しかたなく我慢しよう」
ではなくて、
「今すぐ辞表が出せるのに、やめずに会社にきている自分は偉い」と思ってみる。
「しかたないから」「これしかできないから」を
「したいからしている」に舵を切り直してみるだけで、人生の方向が変わっていきます。
斎藤一人 著
『変な人が書いた人生の哲学』より
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