☆しあわせセラピー☆
愛を出すって、そんなに力んだ親切は必要ないんです。
ささやかな親切だからって愛が小さいわけじゃないし、サラッと軽やかな親切でも愛は十分に伝わるんだよね。
そもそも、大げさな親切をしなきゃいけない場面なんて、ふだんの生活シーンではそうそうあるものじゃない。
むしろ日常のちょっとした親切、さりげない心づかいにこそ、心地よさを感じるってこともあるよね。
たとえば、まわりからは困っているように見えなくても、実は困っていることもあるじゃない。
両手に荷物を持ちながらエレベーターを待っていて、押そうと思えば自分でもボタンを押せるんだけど、荷物を落っことしそうで嫌だなぁとか。
そんなとき、なにも言わなくてもサッとボタンを押してくれる人がいたらうれしいよね。
「よくわかってくれたなぁ」って感動するよね。
それとか、朝会社に行くと元気な声で「おはようございます」って声をかけてくれる人がいると、それだけでも気持ちいいじゃない。
挨拶の言葉に、いつも笑顔がついてくるとか。
自分が疲れていたりすると、そういうのがすごく心にしみることってあるよね。
「 この人はいつも愛があるなぁ」って思うでしょ?
小さな愛でも人の癒しになるし、笑顔にする力がある。
で、こういうささやかなことでいいんだと思えば、愛を出すほうだって、義務感もなにもないよね。
笑顔で挨拶すれば自分だって気分いいし、それで相手も笑顔を返してくれたらうれしいじゃない。お互い、いい気分になる。
だから「明日もやろう」って思えるし、愛を出すことが楽しくなって、仕事でも 「手が空いてるから手伝いますよ」って次の愛につながったりもするの。
無理なく、楽しく、自然に本物の愛が出せるようになるよね。
斎藤一人 著
『私は私』より
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