
☆しあわせセラピー☆
人は無意識に、世の中の「当たり前」を自分に当てはめようとします。
また、周りと比べて、「自分は劣っている」「あの人のほうが優秀」などと、コンプレックスをつくり上げてしまうんだよね。
本当はそのままでいいし、むしろ、そのままじゃなきゃ自分の宝物をつぶしてしまうことになるのに、それを知らず、
「こんなこともできない自分が恥ずかしい」
「才能がないから出世できない」
「顔が悪くて誰からも好きになってもらえない」とかって自分否定をしてしまう。
でもね、そうやって人と自分を比べているかぎり、人生から苦しみはなくなりません。
人は完璧にはなれないから、いくらがんばっても、
「今度はここが足りない」「あの人はもっと上だ」となるんだよね。
死に物狂いで勉強し、やっといい学校に入った。
ところが、進学先には新たな競争と比較があって、それについていけなくなった・・・・なんて話も聞きます。
社会に出ても、そこで繰り広げられる激しい競争でつぶれてしまったり。
比較の世界には、終わりがないんだよね。
あこがれの人がいて、その人の優れた部分を真似するのはいいの。
だけど、相手と自分を比べて、できない自分にダメ出しするのはよくない。
誰かとの比較からは、劣等感やいびつな優越感しか生まれず、人を不幸にしちゃうからね。
ただし、過去の自分とだったら比べてもいいんです。
以前の自分より悪くなっているのなら、そこは悔しがっていいの。
でもね、少しでも成長していたら、そこは盛大に自分を褒めるところだよ。
で、人は常に成長し続けるものだから、実際のところ、過去の自分以下になることはない。
いつだって自分を褒めるのが正解だとひとりさんは思っているし、私はそうやって生きてきました。
人と自分の「差」に意識を向けなくなると、悩みの多くは消えます。
すごく生きやすくなる。
じつは、それができるようになることを「悟る」と言うんだよね。
悟りって、人と自分の間にある「差」を「取る」から、「差取り=悟り」なの。
では、どうすれば差が取れるのか。
それは、今日も生きていること、自由に体が動くこと、安心して暮らせる家があること、家族がいること、仕事があること・・・・
挙げればきりがないけど、そのぜんぶに
「ありがたいなぁ」って思えばいいんです。
当たり前のことに目を向け、感謝する。
人と比べてしまう原因は、ないものばかり見ることにあります。
そうじゃなくて、あるものに目が向けば、本当の自分はすでにたくさんのもので満たされていることに気付ける。
もう、誰かと比べなくていいんだ。
🍀ひとりさん新刊🍀
『自分を生きる極意』より
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