
☆しあわせセラピー☆
人それぞれ個性はあるけど、それは磨いてはじめ て輝きだすものです。
もちろん、すでに優しい人とか、明るくて気立てがいい、よく気がつく・・・・
みたいな人は個性が磨かれているってことだけど、
それだってもっと磨けばますます輝くし、どんなに非の打ちどころがなさそうな人でも、自分で「ダメだなぁ」と思うところはあるものだからね。
個性は1人ひとつしかないわけじゃなく、人間は個性だらけなんだよ。
その個性を片っぱしから磨いていくの。
磨かれた個性は人の役に立ってみんなに喜ばれるし、あなた自身の魅力となってすごいオーラになる。
それはあなたにしか出せない、あなたらしい愛なんだ。
ただ、同じ個性でも、嫌味が多いとか暴力的だとかって、愛とはかけ離れたようなものだってあるよね。
個性というのはそういう尖った性格や気質も含むし、意地が悪いことですら、それはそれでひとつの個性だから。
そういう悪い個性はどうするんですかって、悪い個性のまま放っておかなきゃいいだけの話なの。
人を傷つけるような個性があるんだったら、それを愛に変えたらいい。
たとえば、人のアラばかり見える人は、その「観察する能力」を、人のいいところを見つけるほうにシフトしてみな。
きっと誰よりも人を大切に思えるようになるし、まわりからも愛されるようになる。
つい感情的になってしまう人は、その強大なエネルギーを拳に注ぐのではなく、世の中の不正や理不尽なことに向けてごらんよ。
みんなの幸せを考えられる、頼もしいリーダーになれるかもわかんないよ。
そうやって荒削りの個性を磨いたとき、あなたはあなたにしか出せない愛を放つ。
それが「私は私」っていう言葉のほんとうの意味です。
世の中では、自分らしさを勘違いしている人も多いけど、自分らしさってたんに個性を丸出しにすればいいわけじゃない。
あなたにしか出せない愛を出すことなんだ。
個性を磨けば愛になると言ったけど、正確に言えば、
「愛を取り戻せる」んだよね。
この世界には、最初から愛のない人間なんていないから。
私たちは生まれてくる前に、あの世で神様から「分け御霊」をいただいてきました。
みんな、神様から命を分けていただくことで地球という星に生まれてきたし、この世に存在することができている。
神様の命を分けてもらったということは、みんなのなかに神様がいるってことなの。
深い慈愛で光り輝く神様がこの体のなかに存在するのだから、愛のない人がいるわけがない。
いくら愛がないように見える人でも、それは愛を忘れているだけで、愛を思い出せばいつだって愛の光で輝き出すんだよね。
そのために、個性を磨くの。
個性を磨くって、曇りかけている愛を磨いて光を取り戻すってことなんです。
嫌なことがあれば、落ち込むこともあると思います。
愛を見失うこともあるだろうし、自暴自棄になりそうなときだってあるよね。
だけど、神様は絶対なる愛です。
誰に対しても、平等に光を当ててくれます。
その光を自分で遮ったり目を背けたりしないかぎり、私たちが輝きを失うことはありません。
愛も光も、いつだってあなたのなかにあるからね。
ひとりさんはいつも、「魂を成長させるんだよ」と言います。
そうすると、なにかむずかしい修行をしなきゃいけないと考える人がいるんだけ
ど、そんなのいらないからね(笑)。
そりゃあ、魂を成長させるわけだから修行はある。
だけど、なにも修験者みたく山にこもって厳しい修行をしなくたって、魂は成長させられるんです。
日常生活のなかで簡単に、しかも楽しく修行できるの。
だって魂の成長とは、自分らしい愛を出すことだからね。
自分のダメなところを「そのままでいいよ」って受け入れ、ゆるし、きれいに磨いてあげたらいいんです。
個性を磨き慣れていない人は、個性を磨くことでなぜ愛になるのか、よくわからないかもしれない。
でもね、こういうのはやってみたらわかるんです。
これでいいのかな、間違ってないかなって迷いながらでいい。
自分なりに「これが愛じゃないかな?」って思う気持ちを出してみな。
それがもし間違った愛だったら、まわりの人のちょっと迷惑そうな反応でわかるだろうし(笑)、そのときは相手に「ごめんね、こういうのが愛だと勘違いしてたよ」 って謝ればいい。
間違ったときは、修正すればいいだけです。
みんな、間違うことを怖れるから最初の一歩が踏み出せないんだけど、この世に間違えない人はいないし、たいていのことは謝ればゆるしてもらえるものだよ。
というか、ちょっと愛を勘違いしたくらいでいちいち怒る人はいないと思うけどね。
相手が怒るのは、「それは愛じゃないよ、やめてね」と言ってもやめないからです。
間違えたときに潔く謝ることをせず、人のせいにしたり、自分は正しいと言い張ったりして、不快な態度を重ねるから嫌われるんだよね。
で 、もしあなたが失敗して謝っているのに責め立てるような人がいたら、それはただの嫌なやつだよ。
そういう相手に付き合っていると、あなたが苦労するだけだから、いますぐ離れたほうがいいと思います。
斎藤一人 著
『私は私』より
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