☆しあわせセラピー☆
臆病な人に勇気を出せと言ったって、出ないんだよ。
臆病な人は、臆病というものを、神様からもらってるの。
神はからい(神様のおはからい)で、臆病に生まれてるんだよ。わかるかい?
勇気のある人は、勇気があるという神はからいなの。
人はすぐ、誰かと比べて自分を卑下するんだけど、そんなことしちゃダメなの。
あのね、臆病だから無理しないし、無茶しないし、自分の身を守ることができる。
臆病だから、知恵が出るんだよね。
臆病ってね、すばらしい神はからいなんだよ。
今、野生の世界ではウサギがどんどん増えていて、その一方では、トラが絶滅危惧種になってるらしいの。
普通に考えたら、強いものがたくさん生き残って、弱いものが絶滅するんじゃないかって思うよね。
でも、違うんだ。
ウサギって、ものすごく臆病なんだよ。
だから耳が大きくて、小さな音でも聞き分けられるようになっている。
敵がどんなに音を立てずに忍び寄っても、ウサギはその気配をすぐに察知し、危機が迫る前にパッと逃げることができるの。
草を主食にしているから、周りじゅうが食糧だらけで食べるのに困ることはなく、餓死するリスクも小さい。
そして、弱いからこそ簡単に絶滅しないように、いつでも子どもをたくさん産むことができるんだよ。
弱いウサギが絶滅しないどころか、どんどんその数を増やしているのは、臆病であるおかげなの。
すごいよね。
だから、自分のよさを生かせばいいんだよ。
神は、誰かと比べるために俺たちに個性をつけたんじゃないんだよ。
なのに、みんなすぐに人と比べてああだこうだ言う。
それって人間だけなの。
ウサギとカメが競走したらどうなるかって言うけど、自然界ではそういう競走はしない。
あんなことを考えるのは、人間だけだよ(笑)
ウサギにはウサギの個性があって、カメにはカメの個性がある。
神はからいで、それぞれにすばらしい個性が与えられているんだよ。
その個性を生かせば、どんなことだってできるよ。
斎藤一人 みっちゃん先生 著
『神はからい』より
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