
☆しあわせセラピー☆
【キツいだけの人生に成功なんてないよ】
世間には、気楽に生きちゃいけないとか、
好きなことばかりして生きられるわけがないとか、
とにかく心を重くするような言葉があふれています。
肩の荷をおろすと大変なことになるから、重いものを背負える力をつけろ。
力がないから苦しいんだって、ひたすら忍耐論や根性論に誘導しようとする常識がまだまだ残っている。
だけど苦しいのは、肩の荷をおろさないからだよ。
重くてもう歩けない人に、
「もっとがんばれ」「こんなことで弱音を吐くな」って、 励ましという名の荷物をさらに背負わせてお尻を叩く。
そんなことをしたって、倒れるだけなんです。
肩の荷をおろして心を楽にしなきゃ、元気もやる気も出るわけがないし、人生だって楽しめません。
なにも始められないの。
キツいだけの人生に、成功なんてあるわけがないよね。
にもかかわらず、学校や家庭ではいまなお
「がんばれ」「我慢だよ」って教え込まれる。
粘り強さを身につけることがよしとされ、教育の柱になっています。
それではつぶれちゃう子が後を絶たないのも当たり前だよね。
よく「あんなに出来のよかった子が、どうして引きこもりになっちゃったのかしら」 なんて不思議がられるけど、
出来のいい真面目な子だから、親や先生の言うことに逆らえず、がんばりすぎて心が折れちゃったんだよ。
言うことを聞いているうちに荷物をどんどん背負わされ、それでも我慢に我慢を重ねて、とうとう倒れちゃったんです。
そのことに気づきもせず「心の弱い子なのね」って、あまりにも愛がないよ。
教育の現場では、たいてい努力の人として二宮金次郎(江戸時代に農村復興を推し進めた人物。貧しくも勉学に励み、成功したとされる)がお手本とされるでしょ?
学校に銅像まで建てられてさ。
子どもたちはみんな、金次郎みたいに苦労しなきゃいけないと思い込まされる。
じゃあ、本当の金次郎を教えますからね。
金次郎ってさ、身長が180㎝を超える大男だったの。
体重も90㎏あったとされていて、とにかく屈強だった。
そのすごい力で土地を開墾したんだけど、畑ができるとそれを小作人に任せ、自分はまた別の土地を拓くわけ。
やがてお金ができると、今度は人を雇って新しい土地を 開拓して・・・・というのを繰り返して、大地主になったんだよね。
しかもここが重要なところで、金次郎はものすごい女好きだったらしい(笑)
こういう本当の金次郎を知るとね、ひとりさんなんかは、金次郎は別に苦労を背負い込んでいたわけじゃないと思うわけです。
確かにいっぱい勉強したし、仕事にも励んだだろうけど、悲壮感は漂っていないっていうか。
たぶん金次郎の奮闘は、人生を楽しむことのひとつだったんだよね。
自分に向いてる仕事を選び、女性とも楽しくつき合った(笑)
だから成功したし、社会のためにも働けたんだと思うよ。
それって、自分への愛も周りへの愛も、どちらも大事にしていたってことでしょ?
ということを、学校でも教えて欲しいよね。
そうすれば子どもたちにも、「人生は楽しむもの」「肩の荷はおろすもの」ってことがよく伝わるだろうから。
斎藤一人 著
『常識をぶち破れ』より
https://a.r10.to/h5ONFH
コメント