
☆しあわせセラピー☆
【自分を愛せる人は他人も愛せるようになる】
人の本質ってね、ほんとうはすごくシンプルなんです。
複雑な感情を持っているように見えるけど、人間の心は、大きく分けると「愛」か「怖れ」の2つしかありません。
愛というのは何かと言えば、心のなかに「だんだんよくなる未来は明るい」という確固たる光があって、その上に成り立つやさしさや喜び、感動、幸せといった温かいものを指します。
一方で、この世界は最悪だとか、どうせうまくいきっこないなど、怒りや悲しみ、苦しみ、不安からくる感情は、どれも怖れです。
人の思いは、この真逆の波動を持つ2つの感情のどちらかに属し、両者がどんなバランスになっているかで自分の波動が決まるの。
今、あなたの心に愛が6割だとしたら、怖れの感情は4割になる。
その愛を9割まで引き上げたら、ほとんど怖れはなくなって、暗い感情に振り回されることはなくなります。
この観点から言えば、いつも怒っているとか、ビクビクしているとかって、愛が出ていないんです。
怖れが大きいの。
愛が大きければ攻撃的になるわけがないし、暗闇に落ち込んで抜けられないなんてこともない。
愛と怖れは同時に100%ずつ存在することはできないから、怖れに支配されたくなければ、愛を大きくすればいいんです。
つまり、「だんだんよくなる未来は明るい」と信じ、明るい波動を出すことだよ。
もし、今あなたが怖れに支配されてしまっているとしても、それはあなたに愛がないからじゃないんです。
あなたには大きな愛があるの。ただ、今はそれを見失っているだけ。
それを思い出させてくれるのが、「だんだんよくなる未来は明るい」という安心感なんだよね。
世の中はだんだんよくなるし、自分の未来は明るい。
その土台ができたら、勝手にどんどん愛があふれ出すの。
今までどれだけ怖れで自分を縛りつけていた人でも、愛が出たら自由になるし、 自分にも周りにも優しくなれます。
嫌なことを我慢せず、好きなことをして楽しめる、明るい自分になるんだ。
ひとりさんの心ってね、数字で言えば99・99999・・・%が愛なんです。
ほんとうは100%と言いたいところだけど、私だって人間だからね。
弱気になったりすることはいっさいないんですかって言えば、もちろんそんな完璧じゃない。
ただ、心のなかはほとんど愛でいっぱいだし、そのなかでも特に、自分を愛することにかけては世界で一番だと思っています。
どんな自分でも責めることはないし、未熟だろうがなんだろうが、そのままの自分で最高。
それができるのは、やっぱりいつも「だんだんよくなる」を信じているからです。
未来を明るく考えていることが、愛につながっている。
明るい波動でいれば、自分を大切にできます。
すると、勝手にほかの人のことも大切にできるようになるんです。
自分を愛せる人は、それと同じように人を愛せる。
人間はね、自分のことだけ愛して、人のことはどうでもいいっていう考えには絶対ならないんです。
どんな人も神の子だし、魂同士は愛でつながっているから、愛を思い出せば絶対にほかの人の幸せも願うようになるの。
自分だけ幸せになっても、周りがみんな不幸だとしたら、あなたの幸せだって長くは続きません。
幸せは、誰かと一緒に分かち合うから価値があるんだよね。
そもそも、自分はだんだんよくなると思っていると、誰に対しても、無条件に「あなた最高だね!」ってなるよ。
誰もがみんな、だんだんよくなるわけだから、人を責めたり否定したりすることがないんです。
だから安心して、自分への愛を最優先に考えたらいい。
それで人間関係も、万事うまくいくんだ。
それと、愛がある人は周りからすごく好かれます。
気楽に好きなことを言っていても、愛があれば人の嫌がる言葉なんて口から出てこないし、当たり前に思いやりのある行動ができるからね。
そうすると、誰かにお願いしたいことが出てきたときやなんかに、ほぼ100%、相手に受け入れてもらえるんです。
スムーズに自分の要望が通る。
だんだんよくなることを信じていると、愛が深まって人間関係にストレスを感じることもないし、傷ついたり、落ち込んだりすることもない。
しかも、自分の要望までかなえられるんだから、人生うまくいかないわけがないよね。
斎藤一人 著
『奇跡の人』より
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