
☆しあわせセラピー☆
【アイアムアボーイの行方】
ひとりさんは小学生のときから筋金入りの勉強嫌いで、まともに学校へ行かないし、授業にも出ない。
宿題にいたっては、やったためしがないぐらいなんです(笑)
そんな少年時代だったので、しょっちゅう先生に叱られてたの。
中学生のときには、ある先生にこんなことを言われました。
「これからは国際社会だから、勉強が苦手でも、英語ぐらいはちゃんと勉強しておかないと将来困るぞ」
もっともらしいアドバイスです(笑)
ふつうとはちょっと考え方の違う私は、にわかに先生の言うことが信じられないわけだ。
それで教科書をじっと見るんだけど、自分に必要なものとは思えなかったんだよね。
で、言いました。
「先生、これいらない」って(笑)
ひとりさん的には、どう考えても自分に英語は必要ない。
そう思ったから、素直な心で「いらない」と言ったわけですが、先生としては、「斎藤君はあまりにも勉強ができないから、ヤル気が出ないのだろう」とでも思ったのでしょう。
その後も、繰り返し勉強するように言ってくるんですよ。
あまりにもしつこいものだから(笑)、ひとり少年も「ここは先生の言う通りにしてみるか」って、1個だけ覚えた。
それはなにかと言うと、教科書の冒頭にあった、
「アイアムアボーイ (私は少年です)」
という英文なんだけど。いまだに覚えてるんだから、大したものでしょ?(笑)
その後、どうなったか。
冗談みたいな話なんだけど、この英文を一度も使わないうちに、私はボーイではなくなった(笑)
せっかく覚えた英文も、ついぞ披露するチャンスがないままに終わってしまったわけだ。
あのとき、ひとりさんが教科書を見て「これはオレに必要ないものだ」と感じたのは、魂の声だったんだよね。
英語の教科書に載ってる内容は、ただの一行も、斎藤一人の人生にはいらなかったことが証明されたわけです。
自分の直感というのは、やっぱり正しい。
意に反することを誰かに強要されても、絶対に揺らいではならない。
自分を変えようとしてはいけない。
私はその一件で、しみじみ学んだのでした。
もちろん、世の中には英語が必要な人も大勢いるし、そういう人はしっかり勉強したらいいんです。
じゃあ、どういう人に英語が必要なのかというと、英語を見たり、聞いたりしたときに、心地よさを感じる人です。
英語に触れるとワクワクする、外国人との交流が楽しい場合は、英語が必要な人なんだね。
それと同じで、方程式でも物理学でも、好きな人は嫌悪感なんて抱かない。
知恵の輪にでも挑戦してるみたく、楽しくて魅力的なゲームに思えるんです。
こういう人は、気が済むまで勉強すればいいし、そのことで道が拓かれるよ。
ワクワクしたり、なぜか惹かれたりするものは、「そっちに進みな」という魂からのお知らせです。
いっぽう、まったく興味が湧かないことは、「これじゃない」というサイン。
世間の常識にどっぷり浸かった人の言葉に惑わされちゃいけないよ。
聞くべきは、自分の魂の声だからね。
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『明るい人だけが成功する』より
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