
☆しあわせセラピー☆
「私、出世したいんです」っていう人が、みなさんのなかにもいると思います。
でも、あなたを出世させるかどうかは、会社の上役とか社長が決めるんだよって、私はいうのね。
それから、商売をやってる人なら、あなたのお店でものを買うかどうかって、人さまが決めるんだよ。
世の中って、ほとんど他人が決めるんだよ。
だから、他人が見たらどう思うかを考えなきゃいけない。
「私は、“ツイてる”を1日1万回いってるんです」っていっても、シャツの襟首なんかが垢だらけになってて汚いんだとしたら、「ツイてる」をいうのは1000回にして、残りの時間は洗濯したほうがいいよ(笑)
人間には心、魂がある。
ここに、神さまがいるんだ。
私はいつも、そう思ってる。
神社へ行くと、お社の中にね、鏡がある。
神社のご神体って鏡だから。
鏡を見ると、神さまが見えるっていわれてるの。
それで、ウチの「ついてる神社」にも、一応、ちっちゃい鏡が置いてあるんだけど、それを見るとね、たいがい自分の顔が映るんだよ。
別の顔が映ったら怖いからね(笑)
だいたい、自分の顔が映るの。
そうすると、鏡に映ってる人が、あなたの神さまなの。
だって、自分のためにこんなにがんばって、自分のためにこんなにやってくれる人って、いないんだよ。
ときどき、自分に手を合わせたほうがいいよ。
それで、自分に、「ありがとう」って、いったほうがいいよ。
「僕、自分が嫌いです」
とかって、いう人もいるんだけど、そんなこといってないで、自分のこと、好きになりなさい。
「隣の人が嫌いだ」っていうのは、構わないよ(笑)
相性っていうのがあるからね。
でも、自分のことが嫌いでも、引っ越すわけにはいかないんだから。
自分からは引っ越せないんだよ。
自分を好きになるしかないの。
それで、自分の神さまは自分なんだよ。
自分が神さまだとしたら、その頭はお宮の屋根と同じなの。
だから、これをグチャグチャにしてちゃいけないよ。
「私、玉の輿に乗りたいんですけど」 っていってても、顔が埴輪みたく無表情になっちゃってて、それで髪の毛がワカメみたく、顔にベタッとくっついていたら、あなたの存在は光らないんだよ。
もうちょっと、自分がハタから見て、どう見られるかを、ちゃんと考えたほうがいいよ。
それで、そんなことが、ちゃんとわかってる人が精神論者なんだよ。
自分のことがわかったら、人の気持ちも少しはわかるじゃない。それが、精神論者なの。
「ちょっと暗いかな」と思ったら、ちょっと髪の毛染めるとかね。ヘアースタイル変えるとかしたほうがいいよ。
頭ってね、神社の屋根なの。
それが、グジャグジャになってる人がいると、「櫛でとかしたらいいよ」って、いうんだけど「いいのよ、ウチはお金ないから」っていい返されちゃうことがあるんだよね。
でも、お金でとかすんじゃないでしょ。櫛ぐらい、あるでしょ(笑 )
顔だって、服装だってそうなんだよ。
インドの奥地とかで、難行苦行してる修行僧じゃないからね。ときどき、テレビとかでやっている番組を見たりしない?
「すごい修行僧ですよ」とかって、紹介されて、どんな人が出てくるのかと思ったら、髪の毛こんななっちゃってて、フンドシいっちょで。
修行僧はいいんですよ、人のしあわせのために修行してくれている人だから。だけど、私たちは世俗の人間だからね。
だから、外から見たらどう思われるか、ぐらいは気にしないとダメなの。
自分は、花として生きているだろうか。花のような顔をしてるだろうか。
そういう目で、鏡見ないとダメだよ。
人間界の花で、振り向いちゃうようじゃなきゃダメなの。
だって、他人は、まず外見から入るんだもん。
「人間は中身ですよ」っていうけど、中身って他人にはわかんないもん。裸になっても、わかんないんだよ。
洋服着てなくても、あなたの心の中は誰にもわかんないんだよ。
それなのに、「中身で勝負です」って、いってる人もいるけど、中身で勝負する前に、包装紙とか、いろいろあるでしょ、って。
いろいろあってはじめて選んでもらえるじゃない?
それでもって、「素敵な人ですね」って、いわれるんでしょ。
人と話をしているとき、肯定的なこといったり、ね。
否定的なこといわないで、
「私は胴長だけど、座ると人より目立っちゃって、ツイてるんです」っていってる人がいたら、私はその人にホレボレするよ。
だけど、順番ってあるじゃない?
相手は、外から中へ入って来るんだよ。
その外をしっかりしないとダメだよ。
ブランドものを買え、とかいってるんじゃないんだよ。
高価なものを買え、っていってるんじゃないの。
あなたは、花なんだよ、って。
私のお弟子さんたちも、ピンクの服を着たり、いろんなキレイな色の服を着るの。
それで、女性はどんどんキレイになる。
男性は、どんどん魅力的になるの。
そしたら、ここが天国なの。
だって、男が魅力的で、女がきれいだったら、天国でしょ。
ますます死にたくなくなっちゃいますよ(笑)
ここが天国なんだよね。
斎藤一人 著
『心が千分の一だけ軽くなる話』より
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