しあわせセラピー

しあわせセラピー

☆しあわせセラピー☆

【移ろいやすい心に従い過ぎてないかい?】

人間の心は、一瞬で変わります。

ついさっきまで機嫌がよかったのに、なにかの拍子に怒ったり、泣き出したり。

かと思えば、またすぐに笑ったりしてさ。

まるで子どもみたいですねって、子どもは正直だからすぐ顔に出るだけで、大人だって心は子どもと同じですよ。

大人は我慢して表に出さないだけで、心のなかはすごく忙しい。

心(ココロ)とは、その文字から伝わってくるイメージの通り、コロコロ変わるものです。

のべつ、楽しいことを考えたり、嫌な気持ちになったりしている。

で、その移ろいやすい心に従い過ぎちゃうと、いちいち心に振り回される人生になっちゃうんだよね。

もちろん、自分の素直な気持ち、本当に望む生き方を無視するってことじゃない。

それに、楽しい気持ちなら、振り回されることもそう悪くないよな。

心のままに楽しんで、喜びを2倍、3倍と膨らませられたら最高です。

ただ残念なことに、人間というのは、もともと暗い方に傾きやすい性質がある。

楽しさよりも、イライラや悲しみに揺さぶられることの方が多いんだよね。

そういうときに心に従い過ぎると、カッとなって自分を制御できなくなるとか、暗闇をどこまでも落ちるとか、悪い方に引きずられてしまいます。

人間は、なにもしないでいると、すぐに悪い方、暗い方に心が取られます。

不安や恐れを抱きやすい生き物なんだよね。

なぜか?

それは、命という、いちばん大事なものを守らなきゃいけないからです。

もし、不安や恐れというものがなかったら、私たちは、あっという間に命を失ってしまいます。

不安がなかったら、興味に引っ張られて高いところから飛び降りたり、道路に飛び出したり、そんなことが平気になります。

これじゃ、命がいくつあっても足りません。

また、あわや交通事故になるところだったけれど、咄嗟に体が動いて助かった。そんなことってあるじゃない。

交通事故に限らず、日常のさまざまな場面で、似たようなことはあると思います。

こういうのも、恐れの本能が強く働いてくれるおかげなの。

恐怖によって、瞬時に、しかも勝手に体が動くんだよね。

あらかじめ危険を回避することや、一瞬の判断で身を守るには、不安や恐れが不可欠なわけです。

とはいえ、不安や恐れが強過ぎても困ります。

ビクビクしてばかりじゃ疲れるし、 恐怖という緊張が連続するようでは、ストレスで病気になっちゃうよな。

心に従い過ぎると、生きることが楽しくなくなるんです。

だからこそ、うまくバランスを取るために、意識的に明るい方へ軌道修正してあげなきゃいけない。

嫌なことが出てきて、不安が膨らんだとき、恐くて感情が暴走しそうなときは、自分でうまくコントロールすればいいんです。

生活のなかでも、夕方になって家のなかが暗くなれば、電気をつけます。

そんな感じで、暗い気分に傾いたら、すぐ心に電気をつける。

そうすれば、心に振り回されることはないんだ。

心の電気をつけるって、難しいことではありません。

上気元(ひとりさんは、上機嫌のことをこう書きます)でいられるように、自分で自分の機嫌を取ればいいんだよね。

モヤモヤしたら、誰もいないところでクッションでも叩いて発散するとか(笑)、家族にナイショでこっそりおいしいものを食べたっていい。

ものすごい美女(イケメン)に言い寄られる妄想で、頭のなかをバラ色にするのもいいね(笑)

なんでもいいから、自分の心が暗くなったときに、パッと明るくなりそうなものをいくつか用意しておくといいんです。

そしてもっと簡単なのは、使う言葉を変えることなの。

たとえば、ひとりさんは心がちょっと暗い方に傾きそうになったらこう言います。

「あ〜、オレって幸せだな」

「なんかいいことある気がするぞ」

ふつうの人は、心が暗い方に傾くやいなや、「嫌なことが起きそうな気がする」「胸騒ぎがする」とかってこぼすの。

だけど、ひとりさんはそれを絶対にしません。

どんなに嫌な気分になったとしても、 そういうときほど「こりゃいいことありそうだ」って明るく笑う。

言葉には、「言霊」という波動があってね。

波動って神様のエネルギーなんだけど、言葉には、その言葉と同じエネルギーが宿っています。

「幸せ」という言葉には、幸せの波動がある。

「いいことある」という言葉からは、いいことをもたらすような波動が出ているわけです。

明るい意味の言葉には、明るい波動が宿る。

暗い意味の言葉には、暗い波動がある。

波動は言葉に限らず、この世界のあらゆるものを構成するエネルギーです。

雨や風、雲、虹といった現象も、世の中で起きる出来事も、モノも、そして私たち人間を含む生物もみな、波動を持たないものはありません。

また、波動はお互いに強く影響し合うんだよね。「オレって幸せだな」と言えば、 それまで暗い波動だったとしても、言霊の影響で幸せ波動になれるわけです。

1回言っただけではあまり実感がないかもしれないけど、何度も繰り返すうちに、 本当に幸せな気持ちになってきます。

心が明るくなる。

安心感が湧いて、ビクビクしなくなる。

波動は、テレビやラジオのように、同じ周波数を持つもの同士が引き合う、という特性もあります。

テレビの1チャンネルを観たければ、リモコンのボタンも1を押すでしょ?

1チャンネルが観たいのに2を押しちゃうと、当たり前だけど2チャンネルが映って、望む番組は観られません。

1チャンネルを観たい場合は、リモコンの1を押さなきゃダメなんです。

それと同じで、うれしいことが起きて欲しいときは、うれしくなるような言葉を使えばいい。

どんなことが起きるかは、ひとりさんにもわかりません。

それは神様が決めることだし、神様は、人間には想像もつかない道を用意してくれるものだからね。

あなたはただ、未来にワクワクしながら明るい言葉を使っていればいいだけですよ。

斎藤一人 著
『明るい人だけが成功する』より
https://a.r10.to/hYiJIK

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