
☆しあわせセラピー
自分に我慢させない。
好きなことを自由にさせる。
これらのことを、大げさに考える必要はありません。
お金がたくさんかかることを考えたり、会社を辞めたり、清水の舞台から飛び降りるようなことをしたりする人がいるんだけど、そんなことじゃないんです。
まずは、小さな一歩を踏み出せばいいの。
跳び箱でも、経験のない人がいきなり10段に挑戦しようったって、跳べるわけないでしょ?
勇気を出して挑戦しても、転んで怪我をするとか、うまくいかない可能性の方が高い。
はじめてのことは、1段からスタートして、クリアするたびにちょっとずつ高さを上げていくのが当たり前です。
それと同じで、自分に我慢をやめさせることも、自由をゆるすのも、簡単にできることからやってみるんだよね。
初っ端から大胆に動いてしまうと、手痛い失敗で心が折れちゃうよ。
具体的に言えば、たとえばあなたは赤が好きだとするじゃない。
で、友達と洋服を買いに行ったとき、「紫が似合うね」「紫の服にしたらどう?」って言われたとします。
あなたが自分の「好き」を大切にしていなかったら、こういう場面ですぐ人の言うことを聞いちゃうの。
赤を選ばないで、大して好きでもない紫を選んでしまう。
ところが、本心では赤い服を着たいわけだよ。
気持ちと現実に、小さなギャップが 生まれる。
我慢によって、大なり小なり不満が生まれます。
そんなちっちゃなことで・・・・、そう思うかもしれません。
でもね、1つひとつは些細なことでも、それがいくつも積み重なれば、大変な不満になります。
そしてその不快感で、機嫌が損なわれる。
だから私は、人の言うことなど聞きません(笑)。
もしひとりさんだったら、いくら紫を推されても赤を選ぶよ。
小さなことだから妥協するのではなく、小さなことだからこそ、絶対に曲げない。
日常とは小さなことの繰り返しで、大きなことなんて、一生のうちに数えるぐらいしかないんだから。
それに、些細なことでも我慢ばかりしていると、我慢癖がついちゃうよ。
いざ大きな決断が必要な場面になっても、自分らしい判断ができなくなるの。
人間、慣れないことは簡単にできません。
ささやかな日常を大切にし、低い跳び箱を繰り返し跳び続けてきたからこそ、ちょっと高い跳び箱が出てきても思い切って跳べるし、成功もする。
そしたら、次はもっと高いのにだって挑戦できるし、やがて自分でも驚くような結果を残せるんじゃないかな。
斎藤一人 著
『幸せ波動、貧乏波動』より
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