
☆しあわせセラピー☆
【心がザワつくやさしさは本物じゃない】
この世でいちばん強いものは、愛です。
この世界を創造した神様が、愛と光だから、これより強い力を持つものはないんだよね。
そして、愛とはやさしさ。
人が生きるうえで大事にしなければならないのは、やさしさなんです。
でもね、そのやさしさを勘違いしている人がいて。
自分はさておき、人に尽くすことをやさしさだと思っている。
やさしい世界のなかに自分が入っていない、自分が蚊帳の外ってことは、結局、人の言いなりということでしょ?
献身的に尽くすのはいいんだけど、そのときに、心まで差し出してしまってはいけないの。
自分に対する愛がなかったら、いくら人にやさしくしているようでも、それは本物のやさしさとは言えません。
偽物のやさしさってね、「してあげたのにお返しがない」「こちらばかり気を遣っている」みたいな、見返りを求める気持ちとか、相手に対する不満とか、そういうのがだんだん出てきちゃうの。
自分が身を削っているから、そのぶん得るものがないとイライラしたり、落ち込んだりするんだよね。
それって、相手にとってうれしいことだろうか?
自分をやさしい世界から外してしまうと、結局、誰にもやさしくないってことになっちゃうんだ。
本当のやさしさとは、無償の愛です。
だから、一方通行の愛になったとしても、まったく気になりません。
もちろん、感謝してもらえたらうれしいに決まってるけど、無償の愛は、大前提として相手の反応を求めることがないからね。
もともとあふれてこぼれた愛をおすそ分けしているだけで、自分はなにも損をしていない。
損もしないのに、心がザワザワするはずがないんです。
違和感があるということは、やっぱり自分がどこかで無理をしている。
エネルギーを奪われている。
そんなことの表れなの。
その意味では、「人にやさしく、自分に厳しく」というのも、ひとりさん的にはありえない話です。
というか、少なくとも私は、それができている人を見たことがない。
本当にそういう人っているんだろうか?(笑)
ふつう、自分に厳しい人は、ほかの人にはもっと厳しくなるものなんだよね。
自分にできないことは、人にできるはずがないから。
自分にすらやさしくできないのに、どうやってほかの人にやさしくできるんだろうって思います。
だから、「自分にやさしく、人にやさしく」。
それが本当だし、これをモットーにいけば間違いないんだ。
斎藤一人 著
『自分を生きる極意』より
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