
☆しあわせセラピー☆
「私の人生、苦労の連続でした」って言う人がいます。
そういう人って、いつも、「この苦労を乗り越えたら、いいことがあるんじゃないか」って思っています。
でも、苦労するってこと自体、間違っているんですよ。
努力することがいらないって言ってるんじゃないんです。
正しい努力は、楽しいんです。
正当なる努力は、やってて自分も楽しいし、世間も認めてくれます。
世間も認めてくれない、何もかもうまくいかない、そんな苦しい努力だとしたら、間違っているんです。
神様が「いまやっていることは、やめなさい」って言ってるってことなんです。
神様からのお知らせなんですよ。
「1+1=3」と書いていたら、「それ、間違っていますよ」って天からお知らせ が来るんです。
でも、そのお知らせに気がつかずに、ずーっと「1+1=3」と書き続けるとします。
そうすると、なんらかの方法で注意されます。
それでも直さなきゃ、怒られます。
それでも直さなきゃ、その次はもっと怒られるでしょう。
だんだん、忠告が、ひどくなるんです。
そういうときは、前と違う答えを出してみるんです。
「1+1=4」にしてもいい。
「1+1=5」にしてもいい。
そうやって前と違うものを出していくうちに、「あれ?これ、数字を戻して2にしてみようか」って気づく。
それで正解に気づくんです。
正解がわかって、やってることがぴたっとはまるようになると、人も認めてくれるし、世間も認めてくれます。
だから私は苦しくなったときは、「この苦しみを乗り越えたらうまくいく」なんて言いません。
「オレはどっか間違えてるところがあるんじゃないか?」って立ち止まって、見直すんです。
そうすると、必ずあるんです、間違いが。
その間違いを直せばいいんです。
「苦しくても、我慢して乗り越えました」って言う人がいます。
でも、そういう人は、苦しいことを、ずっと続けてきたんじゃありません。
本当は、途中でどこか、やり方を変えたんです。
いろいろやってみて、いいことに到達して、それを続けて成功したんです。
必ず途中で、改良しているんです。
いちばんいけないのは、間違った答えをそのまま変えないことです。
間違ったことを変えないで、ガンコに通そうとすると、天からの忠告が山のように押し寄せます。
自分の考えは、すべて正しいと思ったらダメです。
百発百中で当たることは、まずありえません。
「どうやら間違っているな」って気づいたら、すぐ改良するんですよ。
斎藤一人 著
『強運』より
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