☆しあわせセラピー☆
この国では、なぜか「苦難を乗り越えて成功した」みたいなストーリーが好まれます。
苦労に苦労を重ねて、はじめて幸せは手に入れられるものだと信じている人が、いまだにたくさんいるんだよね。
幸せや成功には、苦労がつきものだというのが常識とされている。
家庭でも、親が「いまがんばらないと、大人になってつらい目に遭うよ」って子どもを脅し、なにがなんでも勉強させようとするわけです。
じゃあ聞くけど、苦労した方が幸せになるんだとしたら、なぜ勉強ばかりしてきた超エリートでも、心の病気になることがあるんだろう?
子どもの頃から親や先生の言うことも聞かず、好きなことばかりしてきたひとりさんが、どうしてこんなに幸せなの?
答えは明確だよね。
苦労したからって幸せになるわけじゃない。
実際はその反対で、「人生、苦労して当たり前」と思っている人は、必要のない重圧まで背負い込んでいるだけです。
むしろ、どんどん幸せから離れていくよね。
世間の常識とは違うかもしれないけど、苦労っていらないものだよ。
すごい成功をおさめた人の伝記やなんかを読むと、どれも示し合わせたように苦労話が出てくるけど、
はっきり言って、本人にしてみれば「そんなこともあったかな?」程度のことだろうね(笑)。
幸せな成功者って総じて心が軽いものだし、たとえ人生に試練が出てきても、それを楽しんだと思うよ。
「でっかい壁も出てきたけど、それを打ち破るのも楽しかったなぁ」って思っているんじゃないかな。
ひとりさんだって、そうだしね。
なぜ苦労を苦労と感じないのかというと、楽しい苦労だからです。
自分の好きなことをするなかで出てきた問題は、それを解決することもワクワクして面白いんだよね。
だから実際のところ、成功者の伝記を苦労話に仕立てあげたのは、それを書いた人とか、出版社だと思いますよ(笑)。
大変な苦労を乗り越えて成功したというサクセスストーリーにした方が一般受けし やすいし、本も売れるものだからね。
斎藤一人 著
『常識をぶち破れ』より
https://a.r10.to/hNyDSu
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