
☆しあわせセラピー☆
『男はつらいよ』という映画があったじゃない?
主人公の“寅さん”は毎回、振られるけど、次回また別の女性に恋をする。
寅さんは懲りない人だな、っていう見方もあるよね。
でも、ひとりさんはそうは思わないんだよ。
寅さんは懲りないのではなくて、
「転んだら立ち上がる力」を養っているんだよ。
寅さんは「振られて悲しい思い」を経験するじゃない?
何回も「振られて悲しい」ということを経験していくからこそ、思うんだ。
「悲しんでばかりいても、相手はどうにもならないな」とか。
「どうにもならないことを思い詰めても自分のためにならないし、誰からも喜ばれないよな」とか。
「しばらくたったらオレはまた別の人を好きになっちゃう人間なんだよな」とか。
段々だんだん、明らかに眺められるようになってくるんだよ。
だから寅さんは立ち直りが早くて、振られてもまた次の恋ができるんだよ。
「明らかに眺められる自分」になるために、場数を踏んでるだけなの。
転んだら立ちあがり、明日の自分に向かう。
その力を「忍耐」というんだよ。
転んだから立ち上がる力、忍耐を養う訓練を寅さんはしているんだよ。
人生というのはね。
失敗しないことが大切とは限らないんだよ。
転んだら立ち上がる。
また転んだら立ち上がる。
何回転んでも、転んだら立ち上がる。
これがいちばん大切なことなんだ。
なぜかというと、人の魂は死なない。
魂は何度でも生まれ変わるから。
斎藤一人 みっちゃん先生 著
『斎藤一人 愛語』より
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