☆しあわせセラピー☆
いきなりですが、数学の問題です。
マイナス100にプラス100で、答えはいくつになりますか?
ゼロになりますよね。
でも、人の場合、答えは必ずしもゼロではありません。
たとえば「私は本を買っても読めなくてダメなんだ」という人に、「あんた、本を買っただけで十分だよ」とか、プラスの波動を投げかける。
そうすると、プラスの波動をしっかり受け取れた人間には、新しく何かできることが出てくるのです。
わかりますか?
マイナスの波動に対して、プラスの波動を投げかける。
マイナス100に対して、プラス100をぶつけると、重荷がゼロになっちゃうんです。
それだけじゃありません。
身軽になったことで、一歩前に、足を踏み出していけるんです。
だから、一個、一個、相手が言ってくることに対してプラスの波動を投げかけていけばいいのです。
相手に見返りを求めず、それを淡々とやり続けるのです。
そうすると、相手は知らないうちに背負っていた荷物を少しずつ下ろして、体が軽くなり、やがては“よりよきほう”へ向かって一歩、踏み出していくことができるんです。
それ、ホントかな? て、本当ですよ。
ちなみに聞きますけど、あなたは不幸になりたいですか?
嫌ですよね。誰だって“不幸"に向かいたくはないのです。
でも、だからといって、いくつも重荷を背負っている人、立っているのもやっとぐらいな人まで、
「幸せになりたかったら、あれをしたほうがいい」
「私はこれで幸せになったか ら、あなたもそうしなさい」とか導こうとするのは、相手に新たに重荷を背負わせているのと同じです。
そんなことをしていたら、やがてはつぶれちゃいます。
指導する立場の人は、まず、その人を認めてあげることをしたほうがいいんです。
「私は本を読むことしかできなくて、実行ができない」という人には、「本を読んだだけで十分だよ。ふつうの人は本も読まないんだから」とか言ってあげたらいいんです。
認めてあげちゃったら、相手は図に乗って、もっとやらなくなっちゃうーーーって、そうじゃないと思いますよ。
人は認められるから、動けるようになるのです。
この世の中には、「自分はふつう以下だ」と思っている人が大勢いるんです。
そういう人たちを、 まず「ふつう」に上げてあげなきゃいけない。
人は、みんな、生まれたばかりの赤ちゃんの時点で、すでに、素晴らしい存在です。
だけど、ほとんどの人は「自分はダメだ」「ふつう以下だ」と思わされてきていて、
私がどんなに「あなたは素晴らしいんだ」と言ったとしても、なかなか、そこまでは思えない。
だから、「あなたダメじゃないよ、それがふつうなんだよ」って。
「何かをやりだしたら、それでもう成功者なんだよ」
「一度でもひとりさんの本を読んだら、成功者だよ」
「三日しか続かないからダメだ、じゃないよ。 三日も続けば成功者なんだよ」って。
そんなふうに、その人、その人の “今の自分”を肯定してあげる。
それによって相手の荷物を下ろして軽くしてあげたときに、人ははじめて次の一歩が踏み出せる。
「私はね、本を買うばっかりで、全然、読んでないんです」と言う人には、「いいんだよ、買っただけで。だって、読もうと思ったんだもん」と。
そうやって、今のその人をそのままで肯定しない限り、 次の一歩は出ないのです。
とくにリーダーの立場にある人は、そういうことを知っておくと、意外とすんなり問題が解決することがありますよ、という話でした。
斎藤一人 舛岡はなゑ 著
『悩みはなくせる』より
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