☆しあわせセラピー☆
なぜかいつも、周りから誤解されるという人がいます。
自分ではなぜ誤解されるのかわからないけど、誤解されてばかりで孤独だって言うの。
でもね、それには必ず理由があるはず。
一度や二度なら、なにかの行き違いで誤解されることもあるだろうけど、度重なる場合は、やっぱり原因があるんだよ。
みんなが見て「これは黒だ」と言うものは、誰がどう見ても黒なの。
自分では白いつもりかもしれないけど、黒に見えるものがあるから、みんな黒だと言うんです。
本当に白ければ、周りじゅうが黒だと言うわけがないよ。
自分ではやさしいつもりなのに、なぜか周りからいつもキツい人だと思われる。
だとしたらそれは間違いなく、あなたの言葉や表情がキツいんです。
なにかキツいと感じる部分があるから、そう言われるの。
それで孤立して寂しいんだったら、周りのせいにしてないで、自分を変えるしかないよ。
いまのあなたは周りの目にキツく映ってるわけだから、
そこを変えない限り、どこまでいっても印象はよくなりません。
で、具体的に自分のどこがいけないのか考え出すと難しい話になっちゃうし、ややこしいよね。
だからこそ、愛を出せばいいんです。
細かいことはいいから、とにかく笑顔で明るい言葉を使ってごらん。
愛が出てくると、人の嫌がることは自然に避けられるの。
自分でいちいち意識しなくても、孤立する原因がなくなるから、問題の根っこから解決するよね。
ほかにも、いまの例とはまったく次元が違うように見えるかもしれないけど、たとえばイジメに遭ったことで自分にも人にも強い不信感を抱き、それで孤独になっちゃった人とかも同じなんです。
もちろん、イジメに遭うのは自分に理由があるっていう意味ではありません。
イジメは、加害者が100%悪い。
もし現在進行形であなたがイジメに遭っているのなら、自分を守るために、いますぐ逃げなきゃダメだよ。
逃げるのは当たり前で、それは負けでもなんでもないからね。
だけど、過去に受けたイジメのせいでいまも孤独な世界にいる場合は、愛を思い出すしかないんです。
よく、「人生は何度でもやり直しできる」って言うでしょ?
あれはね、ちょっと正しくない。
人生は、やり直しなんてできないんだよ。
ただ、過去は変えられます。
なにが違うんですかって言うと、起きた事実はどうやっても変えられないけど、思いを変えることで過去の記憶は変えられる、という意味なんです。
過去の記憶って、自分の思いがつくっているんだよ。
起きた事実は変えようがないけど、それを愛のある明るい記憶にするのか、それとも悲惨で暗い記憶のままで置いておくのか、そこの違いなの。
いま孤独感でいっぱいなのは、過去にいじめられた記憶を、苦しいだけのものとして受け止めているからなんだよね。
いじめられて悔しい、いじめたやつが憎いっていう思いばかりにとらわれていると、自分の波動はますます苦しいものになるだけなの。
でもね、ちょっと別の場所に目を向けてみたらどうだろう。
イジメに遭っていた当時は見えなかったかもしれないけど、もしかしたら、あなたの周りにはいい人もいたんじゃないかな?
その人たちの顔を思い出してみな。
そしたら、つらいだけだった過去の記憶に、愛の記憶が加わるよね。
100のうち、1個でも2個でも愛が入ってくると、記憶は全然違うものになっちゃうの。
事実は変わらない。
だけど、どこを見るかで、過去はいくらでも変えられます。
これがひとりさんの言う、
「過去は変えられる」の本当の意味だよ。
斎藤一人 著
『今はひとりでも、絶対だいじょうぶ』より
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