☆しあわせセラピー☆
人の人生、一つひとつ、全部ドラマだよな。
そのドラマ、オレたちは自分自身で作れるんだよ。
ひとりさんは、ひとりさんのドラマを作ってきた。
みっちゃんや、はなゑちゃん、他のまるかんの社長たちも、それぞれ自分たちのドラマ、作ってきたんだよね。
だから、できるんだよ、誰だって。
人って、ただ流れをただようだけの、そんな弱い生き物じゃないんだゾ。
どんな“さだめ”だろうが、“意志”という舵を、神から授かってる。
だから、その“意志”をもってな。
たとえば、好きでホステスさんになったんならいいけど、流されてホステスになったんじゃ、そっからまた流されちゃうよ。
けど、自分の意志で流れをこいできゃ、銀座のクラブのホステスさんになろうが何しようが、自分でしあわせのほう、しあわせのほうって、ちゃんと舵とれるから。
それと、自分が、自分の人生の脇役になっちゃダメだよ。
あなたは、あなたの人生の主役。
みっちゃんの人生の主役はみっちゃんで、ひとりさんはあくまでも脇役。 わかるかい?
はなゑちゃんの人生は、はなゑちゃんが主役で、オレたち脇役なんだよ。
それで、そのドラマの脚本は、自分で決めるんだよ。
ちなみに、ひとりさんは「自分の人生は喜劇」と決めてるの。
だから、オレの人生、おもしろくてしようがない。
何が起きてもおもしろいんだよ。
だって、オレは、喜劇なんだよ。
だけど、なかには「悲劇」と決めてきてる人もいる。
そういう人の人生って、何でも悲しくて、何しても泣くんだよ。
だけど、その悲しいドラマ、本当は、いとも簡単に変えられるの。
脚本、変えればいいんだよ。
それで、オレたちはね、主役で脚本家なんだよ。
だから、ひとりさんは、たとえ、ものすっごい苦労がきたって、「笑い」なんだよ。
ふつうの人なら自殺しちゃうようなことでも、オレだったら大笑いなんだよ。
なぜかというと、「喜劇だ」って決めてるから。
だから、おかしくてしようがない。
いろんなことが起きるとね、おもしろくてしょうがないんだよ。
わかるかな?
この世の中ね、おもしろいと決めれば、全部おもしろいんだな。
だから、みんなも、自分の人生、自分で決めたほうがいいよ。
自分の人生な、成り上がりでもいいんだよ。
ウチにはお金がないんです――ということは、成り上がりになれるんだよ。
昔から、代々お金持ちの家はお上品、と決まってるんだよ。
オレたちは成り上がり。
成り上がりには、成り上がりのよさ、というのがあるんだよ(笑)
外車を買って、いい女を隣りに乗っけて、って、成り上がりじゃなきゃできないことがあったりすんだよな(笑)
それをいちいち、「自分は成り金だから」とか、いっちゃいけない。
成り金は、お客さんを喜ばせて利益を出して、雇用を作って、って。
正当なる努力をして成り金になったんだから、エライんだよ。
じゃ、成り金になるのもたいへんなんですね――って、好きでやってんだから、苦になんないの。
人生は、楽しむ気になりゃ、どんなことしても楽しめるんだよ。
だから、自分が主役、主導権を握ってないとダメだな。
斎藤一人 著
『自分さがしの旅』より
https://a.r10.to/hgTaoV
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