☆しあわせセラピー☆
たとえば、あなたは
「あのとき、あれをすればよかった・・・」と後悔の念にさいなまれることがありませんか?
そうやって、やろうとしなかったことを悔やみ、さらにまた自分を責めるけれど、後悔のない人間はいません。
本当です。
実は、ひとりさんも、後悔していることがあります。
ただし、ひとりさんは“後悔の深み”に足をとられることはありません。
それには、ちゃんとした理由があります。
人間の脳は、どんな問題にも、そのとき、そのときの“最高のこたえ”しか出せないようにできている――――
ということを、私は子どもの頃から知っていました。
だから“後悔の深み”にはまらないのだと思います。
“最高のこたえ”しか出さないのは、ひとりさんだからですよね―――
いいえ、本当はあなたも、そうなのです。
納得しようが、しまいが、あなたは、そのときの“いちばんいい知恵”を出し、そして、精いっぱいのことをしました。
あなたは一生懸命、生きていたのです。
「でも、あのとき、もうちょっと他にやりようがあったのでは…」
いいえ、あのときは、それが最高で、それ以上のことはできなかったのです。
そのことを、あなたがどんなに悔やんでも、あなたにとっても、周りの人にとっても“いいこと”は一つもありません。
それよりも、いま自分が幸せになることに意識を集中して
いまの自分が最優先でやるべきことをやることです。
いま、あなたが最優先でやるべきことは、
「そのときは一生懸命だったけれど、それ以上のことができなかった自分」をゆるすことなのです。
ですから、自分に言ってあげてください。
「もっと自分を愛します」
「そのままの自分をゆるします」
心のなかで何を思っていてもかまいませんから、言ってください。
ただ、ひたすら言ってください。
そして、いまの自分が持っているもの、すべてをつかい、いま、ここで楽しく幸せに過ごすことに全力を傾けてみてください。
あなたは、全力で、いまを楽しく幸せに生きるのです。
舛岡はなゑ 著
『斎藤一人 自分を愛せば奇跡が起こる』より
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