☆しあわせセラピー☆
この世に生まれてくる目的は「魂の成長だよ」って言うんですけど。
「魂の成長」とはどういうことなんだろう、って考えたとき、「一点、これに尽きる!」 というぐらい大切なことがあるんです。
「魂の成長」とは、「人は完ぺきじゃない」ということがわかることなんです。
「なんだぁ、そんなことか」って、そんなことです (笑)
でも、意外と手ごわいのです。
「人は完ぺきじゃない」と言われたとき、みなさんは納得しませんでしたか?
自分の不完ぺきさは自分がいちばん知っているでしょうから、「そうだ」と思うんだと思います。
ところが、自分が完ぺきではないのに、他人には完ぺきを求めちゃう。
そこが、人が完ぺきではない、もっとも完ぺきじゃないところなんです。
そして、人間関係の問題、「あの人はここがこうで、ああで」というのは、 この “もっとも完ぺきじゃない" ところから出てくるんです。
「ウチの親は昔、何してかにして、ここがダメだ」と言うのは、別にかまいません。
ただ、それを言っている自分も完ぺきではないんです。
自分が完ぺきじゃないのと同じように、親も完ぺきではないのです。
「人は70%が最高」であるように、人間は創られているから、しょうがないの。 100点満点、完ぺきにはなれないんですよ。
「そうだよ。自分は完ぺきにはなれないんだ」 ということがわかっていても、子どもは、自分の親には完ぺきを求めちゃう。
だけど、親も人間なんです、完ぺきではありません。
だから「どうしてウチの親はこうなんだろう」 って、親のことで悩んじゃう人がいる。
ちっちゃいときに、 自分は親にこういうことを言われたんです、ああいう、ヒドイことを言われたんですーーーって、完ぺきでないんだから、そんなこと言うのは当たり前なの。
親になる用意ができていなくて、全然、親として未熟なときから子どもを育てているんだから。
親の不完ぺきさを指摘しているほうも完ぺきじゃないんだよ。
人はみんな、完ぺきではないの。
だから、たとえば、いくら、早起きが苦手な人に「早起きしなさい」とか、「夜更かしはやめなさい」とか口酸っぱく言ったって、人は完ぺきにはなれないよ。
だから、相手の完ぺきじゃないところを言い出したら、キリがない。
たまにでいいから、相手のいいところを言ってみてごらん。
だから、はなゑちゃんの場合だったら、人を魅了する話ができるとか、人に好かれるところがあるとか、“いいところ”がいっぱいあるんですよ。
それだけで、ひとりさんとしては何も言うことはないの。
はなゑちゃん、毎日毎日好きなことしてても、人の信用を失っているわけじゃないんだし。楽しく元気でいてくれたら、それで十分なんだよね。
朝、早く起きられなくたって別段、仕事に支障をきたしているわけじゃないんだし、いいんだよ。
それを注意する。親とか、周りにいる諸先輩方が「完ぺきにしよう」とするんだよな。
そんなことをすると、人間、自由がなくなっちゃって、おかしくなっちゃうよ、って。
それよりも、人は完ぺきではないということがわかればいいんです。
それで魂は成長しちゃうんです。
斎藤一人 舛岡はなゑ 著
『悩みはなくせる』より
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