☆しあわせセラピー☆
心は人間が人間であることの証ともいえる存在だから、無限に広がっていて、とても大きなものと想像できるかもしれないね。
でも、その心は人間の身体の中にあるんだよ。
身体の中には心臓や肝臓、腎臓などの様々な臓器がある。
心だけが大きな場所を占めることはできないから、心の大きさは、おそらくコップ一杯くらいの大きさだと考えればいい。
そのコップには水が入っているとする。
この水が人間の心そのものだと考えると分かりやすいかもしれないね。
具体的にいうと、人の性格や人間性は、この心のコップに入った水によって決まってくるんだよ。
清らかに澄んだ水なのか、ドロドロに濁った水なのか。
つまりこの水が、人間の運命を決める心のエキスみたいなものなんだ。
でも多くの人の、この一杯の心の水は濁っているんだよ。
気づかないうちに自分自身で、またまわりの人が、その濁った水を自分のコップに一滴一滴たらしているんだ。
濁った水は自分が声に出したり、あるいは自分に向けられてきた、あきらめや絶望、妬みなどの言葉だよ。
それが次から次へと入ってきて、やがてコップから水があふれ出す。
このあふれた水が、その人の人間そのものを表すんだよ。
あふれた水はその人の表情であったり、態度や行動であったり、立ち居振る舞いやしぐさ、そして一 番は言葉となって出てくる。
ではこの心の水が濁ってしまったらどうすればいいかというと、とにかくきれいな水をたらしつづけることなんだよ。
そうすると、コップの水はやがてきれいになってくる。
このきれいな水というのは、きれいな言葉のことなんだ。
きれいな言葉を一滴ずつ、辛抱強くたらしていく。
つまりきれいな言葉を口に出していけばいいんだよ。
言葉には言霊が宿るから、とても大きな力を持っている。
ふだん、何気なく口に出している言葉が、その人の行動や生き方を決めてしまうからね。
地球上で言葉を使うのは人間だけだよね。
だからこそ人間は無限の可能性を秘めているんだよ。
言葉は神様が人間にだけ与えてくれた偉大な力だよね。
宇野信行 著
『斎藤一人 大切な教え』より
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